2024 年 12月 26日 (木)
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高まる低迷警告音…物価高・高金利に梨泰院事故まで

10月30日「2022大邱ハロウィンフェスティバル」が予定されていた大邱南区大明洞前のサンカフェ通り公営駐車場に、行事取り消しによりさまざまなハロウィンの小物が散らばっている©news1

韓国で9月の生産と消費、投資など3大実体経済指標が2カ月ぶりに「トリプル減少」を記録し、景気低迷の警告音が大きくなっているという憂慮が出ている。

主力輸出品である半導体とサービス業の生産が後退したうえ、第3四半期まで韓国経済の支えとなった消費まで停滞した。物価高・高金利で経済心理が萎縮している中で「梨泰院(イテウォン)事故」が重なり、今後、一定程度、実物経済打撃は避けられない展望だ。

統計庁によると、9月の全産業生産(季節調整・農林漁業を除く)指数は117.0(2015年=100)で前月比0.6%減少し、3カ月連続下落した。

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これは製造業など鉱工業生産減少(-1.8%)の影響が大きかった。9月初め、台風「ヒンナムノ」の被害でポスコなどの鉄鋼メーカーが稼動を中断し、第1次金属生産が15.7%急減した。

このような一回限りの要因のほか、主力輸出品である半導体生産(-4.5%)も振るわなかった。中国封鎖措置に情報技術(IT)など産業不振で需要が減り在庫は増え価格は下がる形だ。

製造業の在庫は前年同月比9.5%上昇した。統計庁のオ・ウンソン経済動向統計審議官は「半導体の在庫上昇寄与度が最も高い。半導体を除けば3%台(上昇した)程度」と説明した。

設備投資も半導体製造用機械輸入が減り、2.4%減少した。通常、企業は景気が悪化すれば投資規模を縮小し、機械輸入も減らし、機械類輸入規模は国内設備投資の目安となる。

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