韓国の常勤1人以上の事業体で今年1~8月、累計1人当たり月平均名目賃金は昨年同期より19万8000ウォン(5.4%)上がったものの、高い物価を反映した実質賃金は1万6000ウォン(0.5%)上昇するにとどまっている。4~8月の月別実質賃金上昇率は5カ月連続で減少傾向を記録している。
雇用労働省が発表した「2022年9月事業体労働力調査」によれば、常勤者の1~8月累計月平均名目賃金は383万7000ウォンで、昨年同期より19万8000ウォン(5.4%)増加。しかし、同期間の月平均消費者物価指数の上昇率が5.0%を記録し、物価を反映した実質賃金は1万6000ウォン上昇にとどまった。
8月の労働者1人当たり月平均賃金総額は370万2000ウォンで前年同月比5.1%(18万1000ウォン)増加。常勤者の月平均賃金総額は391万7000ウォンで5.5%増え、臨時・日雇い勤労者は171万9000ウォンで2.4%増加した。両者の賃金格差は219万8000ウォンだった。臨時・日雇いの月平均賃金総額は常勤の43.9%水準だ。
労働者1人当たりの月平均労働時間は162.9時間で、前年同期比3.7時間増えた。常勤は169.8時間で4.5時間長くなり、臨時・日雇いは99.7時間で0.2時間減った。
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