エンデミック(感染症の風土病化)で韓国の企業各社の正常出勤が再開された。だが、ファッション業界は依然として在宅勤務を続けている。ムシンサ、カカオスタイル(ジグザグ)、Wコンセプトなどファッションプラットフォーム会社は、在宅勤務など自律出退勤制度が拡散・定着する形だ。
カカオスタイルは、新型コロナ拡散の中で施行した在宅勤務方式を完全に定着させるため、週5日の自律出退勤制を導入した。従業員は毎日好きな場所で好きな時間帯に働くことができる.
カカオスタイルは社内のデスクを公共図書館のように共有座席制に変えた。座席を全面自律化して 出勤する人の場合、座席予約後に利用できる。休暇地に泊まりながら仕事と旅行を楽しむ「ワケーション」も可能で、職員の間では「1カ月済州暮らし」にも関心が高まっている。
コロナの間、カカオスタイルはメタバース上で忘年会を進行する「ゲザータウン忘年会」を開いたりもした。数十人の職員がメタバースプラットフォームを通じて非対面で会い、ゲーム、景品イベントなど多様なイベントを楽しんだ。
ムシンサは今年5月からハイブリッド勤務方式を導入した。週2回の在宅勤務を基本とし、部署別の状況に合わせて調整する方式だ。職員が各自業務に集中できる時間を選択する自律出勤制度も拡大した。午前8時~午後11時、それぞれ希望する時間に出勤し、昼休みを除いて8時間勤務した後、退勤すれば良い。
Wコンセプトもやはり2020年8月から現在まで全職員を対象に週2~3回在宅勤務を施行中だ。
業界では新型コロナ前後に勤務制が変わったことで職員の満足度や成果が高いだけに、このような勤務制が拡散するものと予想している。
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