韓国で起きた10代の青少年による電動キックボード事故が、この5年間で約46倍に急増したことが、警察庁の「個人型移動装置年齢帯別事故・死亡・負傷現況」資料でわかった。
資料によると、2017年からの5年間で、19歳以下の個人型移動装置事故件数は計816件発生した。2017年には12件だったが、2021年には549件となり、約46倍に増えた。5年間の負傷者数は計932人で、死亡者は計4人だった。
10代の青少年が、無免許で個人型移動装置を走行して摘発される事例も増えている。2021年は3482件だったが、2022年は8月までに7486件あり2倍以上増加している。
無免許での走行については2021年5月、反則金10万ウォンが賦課されるとした道路交通法改正案が施行されたが、無免許運転の事故は減っていない。運転免許証の認証手続きが甘いため、運転免許証を所持しなくても電動キックボードなど個人型移動装置を使用できることが背景にあるとみられる。
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