ソウル中央地検はこのほど、アイスクリーム談合に関与したとして、ロッテフードとピングレ(Binggrae)、ヘテ(Haetae)製菓などの法人と役員らを公正取引法違反と入札妨害の罪で起訴した。過去最大規模の課徴金に続き、当時の担当者が減り、業界は戸惑いを隠せずにいる。
法人や役員らは2016年2月から2019年10月にかけ、アイスクリーム販売・納品価格および営業競争禁止などを談合した疑い。公取委は5つのアイスクリーム類製造および販売事業者と3つの流通事業者に対し、是正命令と課徴金計1350億4500万ウォンを賦課した。
市場規模が縮小され、収益性の悪化に苦しんでいるアイスクリーム業界は、課徴金という悪材料が重なり、厳しい時期を過ごしている。ヘテ製菓の場合、数年間、赤字の沼に陥っていたが、2020年にピングレに事業を売却し、ロッテ製菓とロッテフードは合併によって事業再整備に乗り出すなど各社独自の生存戦略を展開している。
©news1