2024 年 11月 26日 (火)
ホームライフスタイル「靴を専門的に管理する家電製品」でMZをひきつけ

「靴を専門的に管理する家電製品」でMZをひきつけ

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韓国でMZ世代の靴コレクターが増えたのを受け、家電業界が「靴を専門的に管理する家電製品」を相次いで披露している。やや高価だが、すっきりとしたデザインはもちろん、百貨店の高級展示場を連想させる展示性能を兼ね備えている。業界は、膨らみつつあるリセール(再販売)市場を主導する若年層消費者の攻略から家電不況の突破口をつかみたい考えだ。

米国の投資銀行コーウェン&カンパニーは、グローバルスニーカーリセール市場が2019年20億ドル規模から2025年60億ドル(約7兆2000億ウォン)へと3倍成長するものと展望している。靴はナイキやニューバランスなど特定ブランドモデルが人気を集め、最も付加価値の高いリセール銘柄に挙げられる。

韓国でも靴のリセールはMZ世代の主要トレンドになった。ブランド品とコラボしたスニーカーはオープンラン(開店前から購買のために駆けつける現象)の対象となり、販売価格の数十倍に達する価格で再取引される。クリームやソールドアウトなどリセールプラットフォームによると、日によっては17万9000ウォン台のスニーカーが10倍を超える220万ウォン台で取り引きされたり、35万1100ウォンスニーカーが40倍を超える1500万ウォン台まで急騰したりすることがあるという。

販売価格35万ウォン台の「ナイキエアイージー2レッドオクトーバー」(写真=クリーム)©MONEYTODAY

家電業界はコレクターを狙って靴を専門的に管理する家電製品を相次いで披露している。150~200万ウォン台の価格で、従来の衣類管理機とほぼ同じ水準だが、MZ世代が好む洗練されたデザインと靴オーダーメイド型管理性能を備えている。特にコレクターの収集欲求を刺激する展示性能を大幅に強化し、従来の家電とは異なる独特な形の製品になった。

サムスン電子が21日披露した靴管理機器「ビスポークシュードレッサー」限定版は伝統螺鈿工芸からインスピレーションを受けた「ニュートロ」(新しいもの+レトロ)デザインを採択した。MZ世代が好むスニーカーコンセプトストアであるケーススタディとコラボし、「エアウォッシュ」機能とUV臭い分解フィルターを搭載した。保管が難しい靴管理のために40度以下で乾燥させる「低温繊細乾燥」機能も備えている。

LG電子も年内スタイラーシューケース・シューケアの国内発売を控えている。靴は損傷しないようにしながら有害物質をしっかり除去するLGスタイラーだけのスチーム技術が適用された。シューケースは内部にほのかな照明が点灯し、スタンドはデパートの陳列棚のターンテーブルのように360度に回転させることができる。多様な形で配置が可能で、自分だけの展示場を飾ることもできる。

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