ノート型パソコンのフォームファクター(形態)が多角化している。定型化された既存の形から脱し、折りたたみ式のフォルダブルから、スクリーンが伸び縮するノート型パソコンまでスマートフォンに続き、ノート型パソコンにもフォームファクター競争が激しい。
台湾パソコン大手の華碩電脳(エイスース、ASUS)は先月、世界で初めてフォルダブルノートパソコンである「Zen Book17 Fold OLED」を発売した。この製品は今年初め、CES2022で初めて公開され、注目を集めたことがある。
「Zen Book17 Fold OLED」は多様な形態で利用可能だ。17インチパネルを完全に広げると、タブレットとデスクトップモードで使用できる。ディスプレイを90度折りたたんだ時、仮想のオンスクリーンキーボードとブルートゥースキーボード、タッチパッドを連結し、12インチノートパソコンとしても活用できる。
華碩電脳は「自社の独占技術が適用されたフォルダブルヒンジが搭載され、3万回以上の折りたたんで開くテストを通過し、強固さを確認した」と強調した。価格は429万9000ウォン(韓国基準)とやや高い。一般ノートパソコンが150万~200万ウォン台であることを考慮すれば、2倍以上の価格だ。
サムスン電子もフォルダブルノート型パソコンを準備している。米国IT専門メディア「サムモバイル」によると、サムスン電子は来年初めを目標に「ギャラクシーブックフォールド」を開発している。
サムスン電子はすでにフォルダブル技術力を保有しているため、フォルダブルノートパソコンの発売には大きな支障はないとみられる。ただ、どのように折りたためば効率的なのかについて検討段階という。
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