――アマゾンの時、主にどんな仕事をしたのか。
キム・テフンCPO 初めてアマゾン・オペレーションに入ったのは、食べていくためだった。マサチューセッツ工科大学(MIT)大学院時代に有望な分野の一つがオペレーションであり、アマゾンがその領域で一番強固だった。家族を食べさせるためにオペレーションを選択して入り、それ以後、販売予測自動化システムとサプライチェーン最適化のためのフルフィルメント、アマゾンキンドル・タブレットなどデバイス発売をはじめ、グローバル拡張のために11番街にアマゾングローバルストアを発売する業務などに携わった。
――クラス101に移った理由。
キム・テフンCPO 最後にかぶっている帽子が大事だと思った。アマゾンで私がすることが幸せなのか、愛していることなのか、成功したとしても楽しみながらできているのか、いろいろ考えた。人生は長いので、好きな仕事をしながら生きなければならないと悩んでいたところ、先にアマゾンを離れ、クラス101に合流したク・ヒョンソ最高技術責任者(CTO)から提案を受けた。コン・デソン代表(CEO)をはじめ、クラス101のメンバーのエネルギーとパワー、スマートさに接し、転職を真剣に考えるようになった。
――さらに決定的な要因があったとすれば。
キム・テフンCPO アマゾンにずっといたら、従来のスキルセットをより良くする経験を積むことに重点を置いただろう。クラス101はパワーあふれる若いスタートアップであり、経験はやや足りない。貢献できるところが明確で、それに対するやりがいが非常に大きいようだった。特に家族とシアトルに住んでいたため、迎え入れるのが負担になる可能性もあった。リモート勤務を全面的に許容し、共同創業者である既存CPOが私を新しいCPOとして快く受け入れる姿を見ながら「この会社は偉大な会社になるために何でもする意志がある会社」と感じられた。人生で一番大きな意思決定だったが、こうした部分が最後の選択に最も大きな影響を与えた。
――クラス101の強みは。
キム・テフンCPO ここは2つの側面の市場を持っている。1人はクラス受講生、もう1人はクリエイターだ。クラス101はクリエイターに対する強い執着と情熱がある。気楽で、簡単に自分のコンテンツを作れるよう、役割を果たす。誰もがクリエイターになることができ、彼らが時間と空間の制約なしに好きな仕事ができる。そうしながら暮らせるようにする――というビジョンが、強みとなった。
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