2024 年 12月 24日 (火)
ホームライフスタイルトラベル韓屋村で松葉酒を楽しみ、士人の道を歩く…風流に満ちた咸陽 (下)

韓屋村で松葉酒を楽しみ、士人の道を歩く…風流に満ちた咸陽 (下)

咸陽の開平韓屋村の一頭古宅サランチェの忠孝節義の壁書©NEWSIS

ソスル大門(両脇にある建物の屋根よりも門柱を高くした正門)には5人の孝行息子と忠臣を輩出したことを知らせる5つの「旌閭」(チョンニョ=孝行息子や忠臣など模範となる人間の家の門を意味する)を掲示した表札がかかっている。サランチェは堂々たるものだ。大きな忠孝節義という壁書が視線を奪い、文献勢家という横額がかかっている。板の間には「濯淸齋(タクチョンジェ)」という横額が別にかかっている。心を清める場所という意味だ。ヌマル(高床式の楼)の前には釈迦山(庭園などに石を集めて積み上げて小さくした山)が造成され感銘を受け受けた。

咸陽の開平韓屋村の一頭古宅©NEWSIS

一蠹古宅は風水地理的に良い場所とされる名堂として知られている。奥方が住んでいた古宅の母屋に新しい嫁の部屋をしつらえたが、良い子孫を作るためのものだったという説明だ。しかし、母屋の前には多少そぐわない井戸があり、やるせなさを醸し出している。文化観光解説者のイム・スクチョ氏は「村が風水的に船の形をしており、村の中に井戸を掘ることがタブー視された。だが日本による占期時、日本人校長が学校と一蠹古宅に井戸を掘って、その井戸が今も残っている」と説明している。

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