韓国で9月に競売にかけられた首都圏のマンションのうち、10件のうち7件が持ち主を見つけられなかったことがわかった。不動産市場とともに競売市場も冷え込んでいる様子が浮き彫りになっている。
GGオークションによると、9月のソウルと京畿(キョンギ)、仁川(インチョン)のマンション競売の進行件数は計366件で、このうち落札された件数は110件(落札率30.00%)に過ぎなかった。
昨年、過去最高の人気を博したソウルのマンション競売も冷え込んだ。9月の進行件数は67件だったが、このうち15件だけが落札された。落札率は22.40%で、競売にかけられた10件のうち8件は落札者がいなかったわけだ。
これは新型コロナウイルス感染拡散で裁判所の休廷が多かった2020年3月(10%)以来、最も低い数値だ。2020年3月を除けば、GGオークションが調査を始めた2001年以来、9月の落札率が過去最低となる。
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