韓国最大の家電量販店チェーンのロッテハイマートがメガストア蚕室(チャムシル)店(ソウル市松坡区)に野心的に造ったeスポーツ競技専用空間「eスポーツアリーナ」が初めて姿を現し、ゲーマーの期待感が高まっている。この2年間、新型コロナウイルス感染でこれといったゲーム大会に参加できなかったゲーマーたちのもどかしさを解消できる最適の空間ができた。
ロッテハイマートが体験型の売り場を強化しているなか、「eスポーツアリーナ」がオフライン売り場の強みを生かす異色空間としての役割を果たすことになるという展望だ。
「eスポーツアリーナ」で24日開かれた「スプラトゥーン3」発売記念ゲーム大会は100人余りに達する観覧客を集めた。大会参加者だけでなく、試合を観戦するために地方から来た観覧客の姿も見られた。小学生から成人まで年齢層も多様だった。
「eスポーツアリーナ」はロッテハイマートが2020年蚕室店をメガストアにして新しく披露した場所だ。メガストアが体験型空間を強調していることで、ゲーマーたちが人気オンラインゲーム競技を楽しめる空間が造成された。カスタムPC専門会社「シスギア」と提携し、ゲーム空間としての専門性も備えている。
特に、70坪規模の空間を造成することで、ゲーム大会だけでなく、観覧場所にも気を使った様子だ。坪当たり最大4人まで収容できることを見ると、観覧客を最大280人まで集めることができる空間を設けたわけだ。
このようにロッテハイマートが野心的に準備した空間だが、オープン時期が新型コロナの拡散時期と重なり、これまで明かりを見ることができなかった。オープンとともに「リーグオブレジェンド」「バトルグラウンド」など、人気オンラインゲーム大会を開く予定だったが、防疫安全問題などで室内でのゲーム大会のような行事を開くのが容易ではなかったためだ。
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