韓国統一省は27日、2012年から10年間で、北朝鮮からの離脱住民(脱北者)のうち、31人が再び北朝鮮に戻ったことを明らかにした。北朝鮮メディアの報道などを通じて確認したという。
国会外交統一委員会で「共に民主党」幹事を務めるイ・ジェジョン議員に提出した資料で明らかになった。
年別では、2012年7人▽2013年7人▽2014年3人▽2015年3人▽2016年4人▽2017年4人▽2019年1人▽2020年1人▽2022年1人――になっている。
北朝鮮に戻った理由として▽定着プロセスの難しさ▽北朝鮮に残る家族に対する懐かしさ――など多様な要因が複合的に作用したと推定している。
統一省は、2020年と2022年に北朝鮮に戻った計2人について「北朝鮮メディアなどによって身元が公式的に確認されたわけではないが、関係機関の調査結果などに基づき、数字に含めた」と説明している。
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