「京畿道(キョンギド)に住んでいます。遅刻しないように早く家を出てきましたが、大雨でバスと地下鉄がカメの歩みでした。2分遅刻したら『会社に遊びに来るのか』と上司に怒鳴られ、始末書を提出するように言われました」(京畿道からソウルに通勤する会社員)
韓国中部を襲った80年ぶりの豪雨で、やむを得ず出勤が遅れた会社員のうち、何人かはこれによる職場内パワハラに苦しんでいるという。
職場パワハラ119と公共共生連帯基金が6月に実施したアンケート調査(全国満19歳以上の会社員1000人対象)によると、通勤時間は30分未満が40.2%、30分以上から1時間未満が42.2%だ。
仁川(インチョン)や京畿居住者の中では1時間以上の割合が29.1%で最も多かった。ソウルに居住する会社員も22.1%が通勤に1時間以上かかると答えている。
一部企業では、今回の豪雨による遅刻を人事評価の対象とするなど、パワハラが日常化していることが明らかになった。
職場パワハラ119は「会社は遅刻した社員に始末書だの懲戒解雇だのと脅かし、1分どころか30秒の遅れについても『勤務態度がなってない』『解雇する』と言い、職員を苦しめている」と指摘している。
©MONEYTODAY