韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領が就任100日を控え、国政遂行評価の下落傾向が8週間ぶりに止まった。
世論調査専門業者リアルメーターが15日発表した調査では、ユン大統領が「国政遂行をよくしている」30.4%、「間違っている」は67.2%となった。
先週に比べ、肯定評価は29.3%から1.1ポイント上昇し、否定評価は0.6ポイント下落した。6月の4週目から続いた肯定評価の下落傾向が8週間ぶりに止まった。肯定・否定の格差(36.8ポイント)も、前週(38.5ポイント)から小幅減少した。
支持率の下落傾向は止まったが、圏域別では大邱・慶北を含むすべての地域で否定評価が先行し、年齢別でも全世代で依然として否定評価が高かった。
政党支持率調査では「共に民主党」47.1%、「国民の力」は35.8%を記録。民主党は先週から1.4ポイント落ち、国民の力は先週と同じだった。「正義党」は0.1ポイントアップの3.4%、無党派層は0.8ポイントアップの11.8%だった。
リアルメーターのペ・チョルホ首席専門委員は「ひとまず、底値あるいは支持線は確認したと評価されるが、これはドアステッピング(略式記者会見)スタイルの内容の変化と、パク・スネ(朴順愛)前副首相兼教育相更迭など大統領休暇以後に変わった態度に対する肯定的な評価といえる」と指摘している。
調査は今月8~12日、全国18歳以上の有権者2515人を対象に実施。
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