韓国でホームショッピング業界が今年、FW(秋冬)シーズンのファッション事業の強化に乗り出す。ホームショッピングの売り上げのかなりの部分はファッションが占め、中でも単価の高いFWファッションは、年間の売り上げを左右するほど重要度の高い商品だ。
昨年までは新型コロナウイルスの蔓延で外出が減ったため、ホームショッピング業界はFWファッションの量を調節した。しかし今年は、拡大はもちろん、新規ブランドを発売してFWファッションの繁忙期の売り上げアップに力を入れる。
ロッテホームショッピングはFWファッション戦略で単独で独自ファッションブランド運営チームを拡大改編し、新商品および新規ブランドを販売する。先月、従来の商品開発部門2チームを3チームに増やし、ファッショントレンドラボ(研究チーム)を新設し、15日から単独ファッションブランドのFW新商品を発売する。
FWシーズンの自社ファッションブランド商品の種類を昨年より30%増やし、量も2倍以上拡大して準備している。
特に今年のFWシーズンにはデザイナーブランド「FAYEWOO(フェイウー)」と提携し、MZ世代を狙ったモバイル専用ブランド「Le Blanc FAYEWOO」を新たに発売する。
ロッテホームショッピングがモバイル専用ラインを開設したのは今回が初めてだ。ジャケット、ブラウス、パンツなど10種類余りの商品を発売する予定だ。
ニューヨークのデザイナーブランド「ANNA SUI(アナスイ)」のFW新商品も来月、業界単独で発表する。華やかで立体的なパターンが好まれるトレンドを反映し、ユニークなジャケット、ニットなどをシーズンの主力商品として紹介する予定だ。
GSショップも8月中旬から「MORGAN(モルガン)」「SJWANI(エスジェイワニ)」など単独ブランドのFW新商品を発売する。昨年より商品の種類を増やし、量も40%以上増やす計画だ。
GSショップは日常生活と通勤ファッションの境界が曖昧になったトレンドを反映して活動性を強調したニット、セーター、インナー中心に多様なアイテムをリーズナブルな価格で提案する予定だ。
「CJオンスタイル(CJ ONSTYLE)」は自社ファッションブランド「The ATG」を始めとしてFW新商品を発表した。同社は、トレンドに敏感に対応するために「The ATG」の新商品を毎週3、4点ずつ発売し、9月までに約30点のアイテムを順次公開する。昨年比で60%増だ。
シーズンの代表的な商品は、柔らかくて肌触りのいいレーヨンが含まれたボーイフィット(BOY FIT)ジャケットだ。9月までに秋のスーツセットアップ、エコレザーワンピース、ワイドパンツ、リブカラーニットなどを順次発売する計画だ。
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