韓国ネット大手カカオの子会社カカオブレインが18日、英語学習アプリを発売した。アプリの名前は「レミー」(REMY)。「Reading Mate For You」(あなたのためのリーディングメイト)という意味で、カカオブレインが独自開発したAI技術を適用し、韓国で披露する初のアプリだ。
◇すっきりしたインターフェイス
カカオブレインは2017年に設立されたカカオの子会社。アプリによる収益事業を主力とする会社ではない。ここはAI研究開発を通じて着実にグローバル学会に論文を発表し、関連技術を確保することに集中する。
これまで利用者と直接的な接点がなかったカカオブレインが、誰でも楽しめる英語学習アプリを開発して発売した――ということから好奇心が生まれた。ちょうど英語学習に対する渇望があったので、記者はREMYを体験してみた。
REMYの第一印象は「基本に忠実な学習アプリ」であった。
大半のコンテンツアプリに備わっているアプリ下段のメニューバー、またはそれ以外の技術を果敢に削除し、すっきりした利用者インターフェイス(UI, User Interface)を見せた。
アプリの核心機能である英語学習コンテンツは▽5つの短い文章▽英文小説や演説原文のリーディング▽「スモールトーク」テーマ――など個性的なカテゴリーに分類されていた。
◇チャンキング
個別コンテンツ情報も一目で簡単に把握できた。
文章の難易度がサムネイムに表示されており、自分のレベルに合った文章を選択することができる。さらに5分、15分など予想学習時間が記されており、状況に応じて適切なコンテンツを選択できた。
英語学習のために記者が選択した文章は「世界1位のたばこ製造会社がたばこの販売をやめる理由」というタイトルの文。
学習を本格的に始めると、AIの発音をまず聞き、目で追いながら音読する「シャドーイング」が続く。カカオブレインのAI技術はまさにここに適用された。AIが英文の成分を徹底分析し、文章を意味単位または呼吸単位で区切って発音できるようサポートする。いわゆる「AIチャンキング」だ。
利用者は設定に合わせてチャンキング単位を「意味単位」と「呼吸単位」に変更することができる。
意味単位に設定すると、AIが該当文章を分析して文章成分通りに区分して読んでくれ、呼吸単位に設定する場合、読みやすい分量で区切って発音する。カカオブレインは「正確な発音とイントネーションを身につけるのに役立つことを期待する」と説明した。
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