韓国でオンライン占いを利用する20~30代が増えている。新型コロナウイルス感染が長期化し、将来に対する不安から占いに対する関心が高まったものとみられる。
四柱推命は、生年月日と時刻をもとに運勢をさぐるもの。最近は電話やスマホアプリなど非対面方式も増加している。
ネイバーによると、専門家相談サービス「エキスパート」の今年第1四半期での「運勢」分野の需要は、前年同期比123.4%増加した。特に利用者全体の中で20~30代の比率が77.9%(20代39.5%、30代38.4%)に達した。
SNSでも四柱コンテンツの人気が高まっている。「今月の就職運勢」「試験合格は」のような四柱を盛り込んだ多数の映像が再生数50万回以上を記録している。
単なる迷信ブームというよりは、漠然とした不安の中で慰めを求めるための試みと解釈できる。
フリーランスのヒョン氏(31)は「毎日、四柱推命、星座、タロットなどポータルで提供される1日の運勢をすべて確認している。職場を辞めてフリーとして勤務を始め、漠然とした不安を感じる時が多くなった。小さいけれど、運勢の文句が、もどかしい1日の中で慰めになっている」と話した。
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