2024 年 11月 24日 (日)
ホーム経済IT/メタバース通信3社、サブスクサービスめぐり激突…脱通信時代の中心的な収益源

通信3社、サブスクサービスめぐり激突…脱通信時代の中心的な収益源

記者懇談会で新規購読サービス「ユードック」を紹介するLG U+のチョン・スホン氏(写真=LG U+)©MONEYTODAY

通信3社が戦場を購読サービスに移した。SKテレコムが昨年8月、サブスクリプション(定期購読)コマース「T宇宙」で市場先取りに乗り出したのに続き、LG U+(LGユープラス)が今月14日、「ユードック」を公開して対抗した。本業である通信を土台に、多様な提携先を加えて生活購読プラットフォームまで成長するというビジョンだ。

KTは現在「OTTサブスク」に留まっているが、サブスクエコノミーの展望が明るいだけに、いつでも競争に参入できるという態勢だ。

LG U+は14日の記者懇談会で、サブスクプラットフォームである「ユードック」を公開した。SKテレコムが従来のT宇宙と同様に、生活購読プラットフォームを目指す。ただし、ユードックは「サブスクパッケージ」の代わりに、利用者が希望するサービスだけを選んで購読し、それに対する費用だけを支払えば良いように設計した。また、基本約定と購読料もない。SKテレコムのT宇宙は基本料が月4900ウォンまたは9900ウォンだ。

LG U+のコンシューマー部門長(副社長)のチョン・スホン氏は「ライバル会社とは異なり、購読料金がなく、顧客が希望するサービスを選択できるのが長所。約定もなくして顧客負担を減らした」と強調した。

「価格競争力」も打ち出した。ユードックは1つのサービスだけを選択しても、毎月基本5%割引を提供する。2つ以上のサービスを選択すれば、割引幅は最大50%まで増える。

T宇宙(写真=SKテレコム)©MONEYTODAY

◇「T宇宙」で市場をリードするSKT

移動通信3社のうち、サブスクサービスを真っ先に開始したのはSKテレコムで、昨年8月、T宇宙を立ち上げた。

食べ物・ショッピングにコンテンツ型商品を加えた購読サービスで、アマゾン無料配送サービス、OTTウェーブなどが利用できる。配達の民族やスターバックスなど割引も提供される。SKテレコムは2025年までに加入者数3600万人と取引額8兆ウォンを目標にしている。

先発走者であるゆえ、提携先が豊富だ。既に50社を超え、現在は計100社余りの事業者と協議という。

利用者数も急速に増えている。SKテレコムによると、T宇宙は今年6月末現在120万人が使っているという。今年末には200万人まで増えるものと業界は見込んでいる。

今月1日、5Gチョイス料金制にOTT「TVING(ティービング)」や「ジニー」の特典を加えた「TVING・ジニーチョイス」を披露した。この料金制を選択すれば、「seezn(シーズン)」、ジニー、YouTubeプレミアム、ネットフリックス(Netflix)、ディズニー+、TVINGのようなサブスク型サービスを利用できる。

©MONEYTODAY

◇脱通信時代の収益源

KTは、グループ外の提携先と連携したサブスクサービスはまだ出していない。ただ、特定料金制に加入すれば、多様なOTTを提供するサービスは運営している。

業界では、移動通信会社の購読サービスが脱通信時代の中心的な収益源になると見ている。

移動通信業界のある関係者は「コンテンツを結合したサブスクサービスの場合、安定的な収益構造を作ると同時に、顧客に対する非識別ビッグデータを構築するのに大きく役立つだろう。これを通じて今後、個人オーダーメード型サービスに転換するのに大きく役立つだろう」と話した。

サブスクサービス市場は毎年爆発的に成長している。韓国貿易協会国際貿易通商研究院が最近発表した「グローバル購読経済現況と韓国企業のビジネス戦略」によると、世界のサブスクの電子商取引市場規模は2018年は132億ドルだったのが、年平均68%ずつ成長し、2025年には4782億ドルに達する展望だ。

©MONEYTODAY

RELATED ARTICLES

Most Popular