韓国政府が推進する「メタバース都市」に関心が集まっている。新しい仮想経済価値の創出を目標に、早ければ2024年に構築され、グローバルビッグテック会社との市場競争に乗り出す。
IT業界によると、グローバル拡張現実(XR)専門企業シアーズラブ(Seerslab)が主管する6社のメタバースコンソーシアムが、今年上半期に科学技術情報通信省と韓国電波振興協会が推進する「2022年メタバースプラットフォーム開発事業」の最終事業者に選ばれた。
「メタバースプラットフォーム開発事業」は日常生活、経済活動などさまざまな領域で、既存のプラットフォームと差別化された新しいタイプのメタバースプラットフォーム開発を支援する事業だ。
最大150億ウォン規模の事業予算が投入され、約2年あるいは3年にわたって開発する予定だ。
今回の事業課題は、開放型メタバースプラットフォーム「ミロシティ(Mirro City)」を通じて、政府、地方自治体、一般企業などが参加する「メタバース都市」を構築することが目的だ。
仮想世界と現実世界がリアルタイムでオン・オフラインを連動させ、ユーザー間のコミュニケーションと相互作用が絶えず進められる。
開放型プラットフォーム内で、参加者が直接データ、コンテンツやビジネスモデルの構築が可能になる。日常生活・経済活動などを自由に現実のものにできるよう、商用レベルでのプラットフォームとオープン生態系の活性化を目標としている。
©NEWSIS