韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領の国政運営に対する否定的評価が過半数を記録した。
世論調査会社リアルメーターが先月27日~今月1日、全国18歳以上の有権者2514人を対象に調査した結果、ユン大統領の国政運営支持率は肯定44.4%(非常に優秀25.7%・良い18.6%)、否定50.2%(上手ではない10.9%/非常に良くない39.4%)だった。肯定的評価は前週比で2.2ポイント下がり、否定的な評価は2.5ポイント上がった。
先週、肯定的評価と否定的評価が逆転、今回の調査で否定的評価との差がより開いていることがわかった。
地域別に肯定的な評価は、大邱・慶北(64.2%→57.3%)、光州・全羅(26.5%→19.9%)、仁川・京畿(45.5%→41.7%)、大田・世宗・忠清(51.1%→47.8%)など、大半の地域で下落した。一方、ソウルは肯定評価が2.6ポイント上昇して48.9%を記録し、否定評価(46.4%)を2.5ポイント上回った。
リアルメーターのペ・チョルホ首席専門委員は「北大西洋条約機構(NATO)首脳会議を契機に支持率降下の流れを断ち切ろうとしたが、できなかったようだ。チュ・ギョンホ(秋慶鎬)経済副首相兼企画財政相の『賃金引き上げ自制』発言などが悪材料として作用し、民生と経済を党内葛藤で『パッシング』しているという批判が支持率下落につながった」と分析する。
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