コーヒーフランチャイズ業界が、夏を迎えて限定発売した季節飲料が消費者の間で好評を得ている。
新型コロナウイルス感染の大流行中にはソーシャルディスタンスの強化で消費者が外出を自粛したため、夏の飲料販売が低調だった。だが今年4月のエンデミック転換と、早くからの猛暑のため、販売が伸びたという分析だ。
スターバックスコリアによると、今月14日に発売した新規のサマードリンク「パープルサワーブレンド」と「コーヒードローイング抹茶フラペチーノ」の販売数は先週より15%ほど増えて人気を集めている。
スターバックスコリアの関係者は「本格的に蒸し暑い夏が始まり、新製品のサマー飲料を含めたアイス飲料の販売量が増えている」と話した。
スターバックスのサマーシーズン飲料の2種は7月25日まで販売する。コーヒードローイング抹茶フラペチーノは、コールドブルーモカソースとエスプレッソホイップの甘さが抹茶と調和し、まるで絵のようなビジュアルが特徴だ。
パープルサワーブレンドは、さっぱりしたワインにスモモ、ネクタリンなど夏の旬の果物を漬けたようなさわやかな風味のノンアルコールフルーツブレンドで、モスカートゼリーが入って独特な食感を味わうことができる。
ツーサムプレイス(Twosome Place)が今月16日、サマーシーズン限定で発売したスイカジュースと梨ジュース2種の反応も良い。2つの製品は発売1週間の累積販売量が前年同期より33%増えた。
ツーサムプレイスのスイカジュースは、2016年に初めて発売。以来、毎年販売記録を更新している。この飲み物は韓国産のスイカを丸ごとすりおろして作ったスラッシュタイプで、シャキシャキしたスイカのピースもあしらわれていて飲む楽しさが増す。
イーディヤコーヒー(Ediya Coffee)が先月26日に発売したスイカジュース、トマトジュースの2種は、1日平均2万杯以上販売されている。先月初めに発売した「1人かき氷」3種と「雪花かき氷」3種も暑くなった先週末(6月25、26両日)は約5万個ほど売れた。
ドロップトップ(Droptop)は最近2カ月間(5月1日~今月23日)の販売データを分析した結果、夏の新メニューの1日平均売上と販売量は前年同期比それぞれ228%、230%増えたと明らかにした。
特にスイカをすりおろした「はちみつスイカスムージー」の反応が最も良い。「はちみつ桃スムージー」と「シャインマスカットエード」がこれに続いた。猛暑が続いたうえにソーシャルディスタンスの解除による「エンデミック特需」を享受したという分析だ。
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