2024 年 12月 23日 (月)
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為替・物価・金利「3重苦」に苦しむ企業、体感景気18カ月ぶり最低水準

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物価高・高金利・高為替レートの「3重高」に韓国企業の雰囲気も凍りついている。企業体感景気の展望値が18カ月ぶりに最低となった。消費の萎縮で製造業と非製造業ともに不振が長引くと予測される。

全国経済人連合会(全経連)によると、売上高上位600企業を対象にした企業景気実査指数(BSI)の展望値は7月に92.6ポイントを記録した。昨年1月(91.7ポイント)以来の低レベルだ。

BSIは企業が体感する景気の雰囲気。展望値が100より高ければ景気を肯定的に見る企業が多いということになる。逆に100より低ければ否定的な展望が多いというわけだ。

7月の製造業(90.4)と非製造業(95.1)のBSIが2カ月連続100以下となった。このうち製造業は4月(94.8)から4カ月連続で基準値100を下回った。物価高・高為替レート・高金利現象が産業全般に悪影響を及ぼしたと全経連は分析する。

産業別で見れば、非金属素材・製品(57.1)が体感景気を最も否定的に展望した。ロシアによるウクライナ侵攻以後、サプライチェーン確保の困難さが続いているためだ。繊維・衣服(63.6)も消費萎縮による販売不振と在庫増加が懸念される。電気・ガス・水道(78.6)も季節的影響で景気体感の見通しが暗いとの見通しだ。

全経連は製造業の業況不振が非製造業に拡大し、企業の景気改善は当分難しいだろうと診断している。

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