BTSのアルバム「Proof」(今月10日発売)タイトル曲「Yet To Come」が米ビルボードメインシングルチャート「ホット100」(7月2日付)で68位となった。2週間連続のランクインだ。
「Yet To Come」は韓国語曲。「Proof」関連の米国での活動が事実上ゼロだったにもかかわらず、先週(13位)に続き、ホット100を維持した。「Proof」は正規ではなく「アンソロジー(anthology)」アルバム。BTSがグループ活動を一時中断する前、デビュー9周年を記念してファンに進呈したもので、チャート入りに照準を定めたものではなかったとされる。
加えて、今年初めにビルボードチャートが改編され、BTSが不利になることも予想されていた。これまで1人当たり4件まで許可されていたダウンロード購買を1件に限られたことが大きく影響しているようだ。改編は、ファンダムによる音源ダウンロードの点数の高いK-POPグループを牽制するためという見方さえ出ていた。
この状況のなかでも「Yet To Come」と、「Proof」に収録された「走れバンタン」が先週、それぞれ13位、73位に入り、そのこと自体が大きな成果だという評価につながっている。
BTSは2017年、「DNA」で初めて「ホット100」入り。「Yet To Come」や「走れバンタン」をはじめ、これまでコラボ曲、ソロ曲を含む計31曲を「ホット100」にランクインさせている。
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