韓国IT大手カカオ傘下でゲーム開発を手掛けるカカオゲームズがモバイルゲームの今年最高の期待作「ウマ娘 プリティーダービー」を韓国で正式サービスを始める。
ゲーム業界関係者によると、ウマ娘は20日に韓国で発売される。「ODIN: VALHALLA RISING 」に続き、カカオゲームズの成長を牽引する期待作として注目されている。
「ウマ娘」は、実在する競走馬をモチーフにしたキャラクターを育成し、レースで勝利することを目標に競争する育成シミュレーションゲームだ。独創的なコンセプトと没入度の高いストーリー展開に加え、優れた3Dグラフィック、自由な育成システムを特徴とする。
このゲームは、日本のサイバーエージェントグループ(Cyber Agent)の子会社「サイゲームズ」が開発した。サブカルチャージャンルの作品で、発売後1年以上、日本市場で売り上げ1位を維持している。4月には1400万ダウンロードを突破し、ツイッター世界トレンド1位に上がるなど、大きな関心を集めている。
韓国でのサブカルチャージャンルは日本のように主流ジャンルとはいえないが、常に手堅い需要が存在する領域であるのは間違いない。すでに多数のゲームが好成績を出した例がある。
韓国投資証券は「ウマ娘の検証されたゲーム性と、韓国でしばらくサブカルチャージャンルのゲームが発売されず、ユーザーの需要がかなり蓄積されている可能性がある。こうした点を考慮すると、ウマ娘は好成績を出す可能性を秘めている」と指摘している。
◇個性豊かなキャラクター「育成システム」
ウマ娘のすべてのキャラクターにはそれぞれ持っている固有特性と色とりどりの叙事があり、キャラクター同士が互いに調和する関係網を形成しており、一種の青春スポーツドラマを連想させる。 また、ゲームのストーリーを進めるほど、各キャラクターにインスピレーションを与えた実在の競走馬の特性と性格を十分に考証した世界観に、独特な面白さを感じることができる。
また、キャラクター育成のために▽スピード▽スタミナ▽パワー▽根性▽知能の5つの能力値で構成された「トレーニング」が存在し、利用者は一定量の「体力」を消耗してキャラクターを効率的にトレーニングさせることができる。
同じキャラクターでもトレーナーのトレーニング方法によって全く異なる特性を持つようになる。レースで活躍するための、さらに強いキャラクターに生まれ変わるためには、最適な組み合わせを考えなければならない。
トレーニング効率を高める多様な装置も存在する。ウマ娘の能力値を受け継ぐ「因子継承」と、育成を助ける「サポートカード」が活用できる。これをどのように組み合わせるかが「ウマ娘」を勝利に導くための重要な鍵になる。
トレーニングだけでなく、休息やトレーナーとのコミュニケーションも重要だ。「休息」「外出」「養護室」を選択したり、育成過程で適性の「スキル」を獲得するなど、育成シミュレーション要素を等しく備えている。
このゲームのもう一つの特徴は、アニメを彷彿とさせる精巧な3Dグラフィックだ。これを土台にしたレースもスポーツ競技を見るような迫力ある演出を実現した。
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