韓国の自動運転配達ロボット企業「ニュービリティー」が、コンビニのセブンイレブンとともに屋外自動運転ロボットを活用した都心のコンビニロボット配達サービスのモデル構築深化テストに乗り出す。
ニュービリティーは13日、韓国ロボット産業振興院が主管する「需要オーダーメード型サービスロボット開発・普及事業」の参加企業に選ばれ、実証事業を進めると明らかにした。
ニュービリティーは昨年8月、セブンイレブンと自動運転ロボット配達サービスの導入と商用化に向けたパートナーシップを締結した。その後、セブンイレブン瑞草(ソチョ)アイパーク店に自動運転配達ロボット「ニュービー」を投入し、テスト運営を実施した。近隣のマンションとオフィス地域を対象に、1店舗で3台までテストした。
両社は今回の実証事業選定を機に、今年第4四半期から3カ月間、再テストを実施する予定だ。特にこれまでの「1店舗―1ロボット」、「1店舗―多数ロボット」のテストから進んで、多数店舗で多数ロボットを活用する配達サービスモデルを試験運営する計画だ。
セブンイレブンは江南(カンナム)、瑞草(ソチョ)、松坡(ソンパ)地域を中心に配達需要が着実にあり、ロボット走行環境などのテストに適した立地を備えた3店舗を選定する。
自動運転配達ロボット「ニュービー」は計3台が投入される。ニュービーはライダーセンサーの代わりにカメラベースの自動運転ソリューションを適用して価格競争力を確保し、チキン専門店、コンビニ、ゴルフ場などで走行実証を進めてきた。
ニュービリティー事業開発担当のパク・ソヨン氏は「今回の実証事業を通じてコンビニ経営主と顧客のみなさんが、便利で安全に、合理的な費用で利用できるロボット配達サービスモデルを開発しようと思う。セブンイレブンとの持続的な協力を通じて、都心地域のコンビニラストマイル区間の配送を革新していく」と話している。
セブンイレブンDT革新チームのチェ・ビョンヨン氏は「今回の実証事業は多くのコンビニの売り場で共同で活用できる、都心地域のコンビニロボット配達サービスモデルを設計しテストすることが目的。次世代配達サービス市場を先取りし、加盟店の運営の便宜と収益を増大させる」と伝えた。
©MONEYTODAY