BTSやサイ(PSY)、米国籍のK-POP歌手アレクサ(AleXa、キム・セリ)らが米ニューヨークを熱くした――駐ニューヨーク韓国文化院がこのほど公開した「5月駐在国文化芸術など動向報告」からはこんな様子がうかがえる。
この報告によると、サイとBTSのSUGAがコラボレーションした「That That」が現地で人気を呼び、グローバル音源プラットフォームスポティファイ(Spotify)では発売1週間で1500万ストリーミングを記録し、ミュージックビデオは1億回以上の再生数を記録した。
アレクサの人気も熱い。5月10日、米NBC放送の音楽競演番組「アメリカンソングコンテスト」で優勝し、その特典として「2022ビルボードミュージックアワード」、NBC「ケリー・クラクソンショー」にも出演。5月17日には再び米大リーグLAドジャースの招請を受けて米国歌を歌った。
アレクサは韓国系の母親と米国系ロシア人の父親の間に生まれ、米オクラホマ州で生まれ育った。オクラホマ州代表で、マイケル・ボルトン(Michael Bolton)とアレン・ストーン(Allen stone)ら56人のそうそうたる候補を抜いて優勝した。
一方、ニューヨークでは先月、韓国関連公演や映画上映会などが活発に進められた。
ニューヨーク総合芸術センター「フィルムアットリンカーンセンター(Film at Lincoln Center)」は同月4~10日にはホン・サンス監督回顧展を開催。13日には文化院とリンカーンセンターの共同主催でリンカーンセンターのデビッド・ルーベンスタインアトリウム(David Rubenstein Atrium)で「Kポップダンスナイト」が開かれた。韓国人DJ KDOTLIM(ケビン・イム)、ニューヨークを本拠にするKポップパフォーマンスグループ「YCSK-POP」らが出演した。
韓国料理も人気だ。韓国風ホットドッグ、ホットク、フライドチキンなどが現地で人気を集め、文化院は韓国のストリート料理を家庭でも簡単に料理できるよう、調理の動画を製作して紹介した。
現地メディアも先月、「ニューヨーク市トップ5韓国料理店」「ニューヨーク市最高のモダン韓国料理店Oiji」「ミッドタウン・マンハッタン・イタリアン風味が加味された伝統韓国料理店」などを紹介し、韓国料理への関心を示した。
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