2024 年 12月 22日 (日)
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「累積発熱400万人」北朝鮮、新型コロナの新規変異発生か

朝鮮中央テレビ画面キャプチャ―©KOREA WAVE

新型コロナウイルス感染の拡散危機に直面する北朝鮮が、世界保健機関(WHO)に変異ウイルスについて公式に問い合わせたことが確認された。北朝鮮内部に新型のコロナ変異ウイルスが広がっているという懸念とともに、北朝鮮の防疫態勢が限界に達したという指摘が出ている。

米政府系放送局「ボイス・オブ・アメリカ(VOA)」の4日付報道によると、WHO平壌事務所のエドウィン・サルバドール事務所長が3日、VOAの書面での問い合わせに対し、北朝鮮保健省から新型コロナの変異ウイルスの特性について問い合わせがあり回答したという。

サルバドール事務所長は「北朝鮮当局の要請により、新型コロナの診断・手順についての検査室ガイダンスとオンライン教育資料を共有した」と答えた。

これまで北朝鮮では新型コロナのワクチン接種が進んでいない。そのため、保健分野の専門家は、北朝鮮で大規模な拡散傾向が発生すると、新たな変異が出現する可能性があると警告してきた。

新型コロナワクチンを国際的に分配する枠組み「COVAX(コバックス)」の報道官は2日、VOAに「北朝鮮が中国のワクチン提案を受け入れ、(ワクチン)接種を始めたと理解している」と伝えた。ただ、これは北朝鮮特権層にのみに提供されるとも指摘している。

朝鮮中央通信によると、3日段階で北朝鮮の新型コロナの累積発熱患者数は399万6690人余りと集計され、400万人に迫った。新規発熱患者数は先月、一時40万人に迫っていたが、最近は10万人台に減少した。

©MONEYTODAY

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