韓国野党・共に民主党は3日、ユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領が韓国・ブラジルのサッカースターが出場したサッカー戦を観戦し、山火事で被害を受けた慶尚南道(キョンサンナムド)密陽(ミリャン)はそっぽを向いた、と批判した。
民主党のオ・ヨンファン(呉永煥)院内報道官は同日、書面ブリーフィングを通じて「ユン大統領はなぜ山火事の現場を訪れ、被害住民を慰めないのか」と指摘した。
密陽で先月31日に発生した山火事は、3日間で753ヘクタールの山林被害が発生した。被害面積はサッカー場1000カ所を超える規模だ。
オ報道官は「『大統領府にいたとしても山火事が起きればヘリでも乗って駆け付ける』と言ったユン大統領は、最後まで山火事の被害現場には現れなかった。被害地域住民の切ない気持ちを知らないように、ペットとの龍山(ヨンサン)訪問をし、サッカー代表チームの評価戦を観戦した」と指摘した。
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