MZ世代が熱狂する画家ウ・グクウォン(46)の「QueSeraSera(ケセラセラ)」が、27日に開かれたクリスティ香港の競売で189万香港ドル(約3億ウォン)で落札された。
作品の競売最高値を更新したウ・グクウォンは、昨年から国内競売市場で突風を巻き起こした。漫画のような童話のような絵は展示の度に完売が相次ぎ、MZ世代の美術投資ブームを牽引した主役の一人とされる。
俳優ソン・イェジンやチョ・ユニの自宅に作品が飾られているのがテレビで紹介され、予約するのも難しい絵として人気を集めている。くねくねした文字と人、動物を即興的なタッチと強烈な色彩で表現するのが特徴だ。
ウ・グクウォンは昨年9月、Kオークション競売で「アグリー・ダックリング(UglyDuckling)」が激しい競合の末に2億3000万ウォンで落札され、一躍「億台画家」の仲間入りをした。
わずか1カ月で作品価格が2倍上がり「バブル」との指摘もあったが、今回のクリスティ香港での競売でも最高価格を更新し、当分は価格上昇傾向が持続すると見られる。
ウ・グクウォンの父親は東洋画家の巨匠ウ・ジェギョン画伯だ。昨年、父親の作品をオマージュした作品を含めた「父子展」を開き、2月には俳優ハ・ジョンウと2人展を開き話題になった。
この日の競売ではシム・ムンソプの「提示」(The Presentation)も100万8000香港ドル(約1億6000万ウォン)で販売され、韓国作家の作品が100%落札された。
クリスティ香港の5月競売の落札率は97%、落札金額は18億952万6380香港ドル(約2902億ウォン)を記録した。
この日の最高落札価格は、中国の画家・ザオ・ウーキー(ZaoWou-Ki)の作品「29.09.64」で、2億7800万香港ドル(約445億ウォン)で売れた。2番目は俳優ショーン・コネリーが所蔵したパブロ・ピカソの作品「Busted’hommedansuncadre」(額縁の中の男の胸像)で1億7495万香港ドル(約280億ウォン)。
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