混雑した都心を離れて自然の中で本当の休息を楽しみたいなら、一番最初に訪れるべき場所――ソウルから漢江に沿って63キロの距離に位置し、1時間ほどで到着する「南怡島(ナミソム)」だ。
清平(チョンピョン)湖に落ち葉のように浮かんでいる南怡島に入るためには、船着き場から船に乗って渡るか、高さ80メートルのタワーから下降するジップワイヤ(Zipwire)に乗る。広々とした北漢江を眺めながら14万坪の大自然に向かう道は、その始まりからときめきに満ちている。
今ごろの南怡島は、本格的な暑さが訪れる前の清々しさを感じるのに最適だ。涼しい木陰にさわやかな川風が吹き、家族、恋人、友達と一緒に過ごす週末の旅行地として脚光を浴びている。車が進入できない島の地理的特性上、ペットと安全に散歩するのに最適で、ペットファミリーにも人気だ。
観光地には珍しく、南怡島では自然とともに暮らす野生の動物たちに出くわすことがある。長い間、島で生きてきたダチョウ、クジャク、ガチョウ、キタリス、栗鼠、ウサギなど数多くの動物を近くで見ることができ、「生きている生態学習誌」としても遜色がない。
特に鳥が多い。四方が川に囲まれた島であるため、餌が豊富で、3万本もの木が多様な生態系を造成しているためだ。クマゲラ、ブッポウソウ、アカショウビン、コウライウグイスなど40種余りの鳥の憩いの場でもあり、自然の生命力を感じることができる。
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