韓国で公務員年金の融資金利が来月、8年ぶりに4%を超える見通しとなった。昨年、公務員年金公団から受けた融資が史上最大規模になるなか、公務員の利子負担も日増しに高まるものと見られる。
公務員年金公団の25日発表によると、来月発表される今年第3四半期以降の公務員年金融資金利が、4%を超える可能性が高いという。韓国銀行が今年1月から基準金利を0.25ポイントずつ2度も引き上げて1.50%に引き上げたためだ。
これに合わせて3カ月間の変動金利を適用する公務員年金融資金利は、今年第1四半期の3.46%から第2四半期は3.91%に上昇した。下半期の公務員の利子負担はさらに大きくなるものと予想される。
公務員年金融資金利は2014年6月に4.04%を記録して以来、4%を上回ったことがない。
公務員年金融資は事実上、公務員が退職以後に受給する年金基金を財源に融資を受ける仕組みになっている。最後の貸出手段である「ヨンクル(必死でかき集める)」指標とも呼ばれる。
全体の融資のうち62%が住宅購入や賃借、新婚夫婦などのための特例融資で、残りの38%は余剰資金が必要な公務員に対する一般融資として支援される。
本人・配偶者名義で専有面積85平方メートル以下の住宅を購入するための融資を申請する場合、2年以上、住宅を持たない公務員の住宅購入時には最大7000万ウォン、一般貸出時には2000万ウォンまでの融資を受けることができる。償還期間は貸出規模と形態によって最大144カ月だ。
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