韓国の青少年の死亡原因1位は、この10年間「自殺」だったことが、女性家族省と統計庁が25日発表した「2022青少年統計」で判明した。中・高校生の10人に3人が憂うつ感を覚えていることも明らかになった。
青少年統計は、青少年基本法で定義した青少年(9~24歳)の教育、健康、余暇、社会参加など、肉体的精神的な状況を全般的に把握するために調査している。
昨年の9~24歳の青少年死亡者は前年より2.3%減少した1909人だ。うち60.3%は男性で、死亡原因の1位は自殺だった。人口10万人当たり11.1人が自殺で死亡した計算になる。2位は事故(3.7人)、3位はがん(2.4人)だった。
青少年の死亡原因の1位は2011年から自殺だ。人口10万人当たりの死亡率は2009年に10.3人で頂点に達した後、減少。2017年は7.7人だったが、再び増えている。
昨年、中・高校生の中で最近、1年以内に憂うつ感を抱いた割合は26.8%で、前年より1.6ポイント増加した。憂うつ感の経験率は学年が上がるほど、女子生徒ほど高かった。高校生(27.7%)が中学生(25.9%)より高く、女子生徒の31.4%が憂うつ感を覚え、男子生徒(22.4%)より多かった。
昨年、中・高校生の38.8%が生活全般でストレスを受けていることがわかった。このストレス認知率は、普段ストレスを「非常に多く」または「多く」感じる人の割合をいう。前年(34.2%)より4.6ポイント増えた。
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