韓国で新型コロナウイルス感染の長期化により家に留まる時間が増え、「生ゴミ処理」が注目されるようになった。家で過ごす時間が長くなり、家庭内の生ゴミ排出量が多くなったことで、便利でエコなトレンドが家電業界にも定着し、生ゴミ処理市場も大きくなっている。
家電業界では昨年には2000億ウォンだった生ゴミ処理機の市場規模が、今年は約6000億ウォン、来年は約1兆ウォンに成長するものと予想されている。現在1%前後と推算される普及率も、2023年には5%を超えるとの予想もある。
生ゴミ処理機の種類も乾燥粉砕から湿式粉砕、微生物発酵など多様に発売されている。
乾燥粉砕型製品は生ゴミを乾燥しながら粉砕する。
湿式粉砕型は流し台を通じて生ゴミを砕いて2次処理機に流す。
微生物発酵型は微生物を入れて食べ物を発酵させる方式だ。
なかでも乾燥粉砕方式のシェアが増えているという。便利で環境にやさしい方法というのが受け入れられているようだ。業界でも乾燥粉砕型の生ゴミ処理機の競争が激しくなっている。
業界関係者によると、乾燥粉砕の12年間の研究・開発を経て、エコ生ゴミ物処理機ブランド「スマートカラ」という第6世代の乾燥粉砕方式の製品が発売された。「スマートカラ400」ニューカラーラインの発売後、昨年だけで566億ウォンの売り上げを記録するなど最大の実績を上げた。
「スマートカラ400」は、ボタン1回で生ゴミを高温乾燥・粉砕し、食べ物の体積を最大10分の1(自主試験の結果、最大94%減量)に減らす。独自の研究開発で完成した3重エコフィルターが、食べ物を処理する際に発生するさまざまな臭いを抑える。強力な高温乾燥滅菌の技術力で生ゴミの中の有害細菌を99.9%殺菌する。
ヒューレックは昨年6月、乾燥粉砕型生ゴミ処理機「ヒューレックヒーロー」を発売した。これまで取り扱っていた湿式粉砕方式ではなく、乾燥粉砕方式の新製品を発売したのだ。ヒューレックは乾燥粉砕型の新製品の発売と同時にモデルとして女優のチョ・ヨジョンを起用するなど、「ヒューレックヒーロー」の販売に力を入れている。
ヒューレックの「ヒューレックヒーロー」は高温乾燥の過程で粉砕させる方式だ。生ゴミの体積を最大90%まで減らす。毎回生ゴミを捨てなければならない煩わしさを解消してくれる。「ヒューレックヒーロー」の自主保管機能により、生ゴミを長時間保管しても腐敗しないのが特徴だ。
総合家電企業「シンイル電子」も昨年7月、「エコ生ゴミ処理機」を発売し、乾燥粉砕方式の隊列に加わった。昨年8月のホームショッピング放送において、65分で12億ウォンを売り上げたのに続き、今年1月のホームショッピング放送でも50分間で3億4000万ウォンの売り上げを記録した。
シンイル電子の「エコ生ゴミ処理機」は高温乾燥石臼方式で生ゴミの体積を89%以上減少させる。「デミスター除湿方式」を通じて生ゴミの処理中に発生する湿気と匂いを最小化し、吸着性が強い活性フィルターで最後の匂いまできれいに濾過する。
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