韓国最大のオンライン小売業者「クーパン」の自社ブランド(PB)製品を販売する系列会社「CPLB」が、売り上げ1兆ウォンを突破した。2020年7月に系列会社として分離されてから1年半で大企業並の売り上げを記録する急成長を遂げた形だ。
流通業界とクーパン監査報告書などによると、CPLBの昨年の売り上げは1兆569億ウォンだった。設立半年で1300億ウォンの売り上げた後、昨年は“ロケット成長”を続けた形だ。営業利益は244億ウォンだった。
クーパンは2019年、ミネラルウォーターの「タムサ水(TAMSAA Soo)」でPB製品を初めて販売した後、多様なカテゴリーで製品グループを増やしてきた。
現在販売中のPBブランドは▽生鮮食品中心の「コムコム(GOMGOM)」▽生活用品「コメット(COMET)」「タムサ(Tamsaa)」▽生活家電「ホームプラネット(HOMEPLANET)」▽ビューティー「ビタハロー(VITAHALO)」▽ベビー用品「ビジーエンジェル(BUSYANGEL)」――など14種類に上る。クーパンアプリケーションにはPB製品だけが掲載された「クーパンONLY」コーナーもある。
PB製品の大部分は中小企業との共同事業として開発・販売される。クーパンによると、CPLBに協力する中小メーカーの売り上げは、2019年から2021年にかけて500%増加した。PB製品をCPLBに納品する協力会社10社のうち9社は中小企業であり、販売量も80%以上が中小企業の製品が占める。
それゆえ、クーパンはPB製品を開発しながら中小企業とともに成長していると強調する。品質は優れていてもブランドパワーやマーケティングの力が足りない中小企業の場合、CPLBとの協力でそれが補完できるというわけだ。
クーパン関係者は「合理的な価格で良質の商品を販売するために、食品、ビューティー、ファッションなど多様なカテゴリーで自主ブランド商品を開発している。顧客の満足度はもちろん、潜在力のある中小メーカーの売り上げ増加と雇用創出の機会を増やせるようにしたい」と話している。
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