韓国で企業・ブランド間のコラボレーション(Collaboration、コラボ、協業)によって消費者の物欲を刺激する企画商品の発売が相次いでいる。
「協業マーケティング」とも呼ばれるコラボは、ターゲット需要層が同じ、あるいはブランド間の共通点を浮き彫りにして消費者にユニークな商品を提供することを意味する。
特に多くの企業が消費の主軸として浮上しているMZ世代を掴むために、彼らの欲求と消費パターンを反映したコラボ商品を発売している。
面白さや特別なものを好み希少性に価値を置くMZ世代にコラボ商品は、馴染みのあるようで見慣れなさを感じさせ、新鮮さを届ける。ここに限定という意味を加え、商品を手に入れることによって特別さも与える。
業界関係者によると、韓国生活衛生用品専門企業「未来生活」の代表ブランド「うまくいく家」は、ロッテ製菓のマルランカウのキャラクターであるマルランイとコラボした商品を発表した。
トイレットペーパー「ふわふわマルランイのうまくいく家」は、厚みと柔らかさのために生地を3層に重ねた。ソフトキャンディマルランカウのトレードマークの一つであるホワイトミルクの香りで製造された。トイレットペーパーのふんわりとした感触と可愛らしいマルランイのキャラクターを活用してユニークな面白さを加えたデザインを製作した。
この製品は、1人世帯が多いMZ世代にユニークさや面白さ、柔らかくて厚手の品質などを強調し、ブランド価値を伝えている。
「タサンジュ」は、ユジン投資証券がMZ世代を対象に、親しみやすい愉快な投資文化づくりのために韓国クラフトビール会社「プラチナクラフト」とコラボして発売したクラフトビールだ。
MZ世代がクラフトビールへの好感度が高いという点に着目したのだ。成功投資を応援するために、株価上昇を示す色である赤色でデザインされた。
タサンジュはホワイトエールであり、柔らかな泡にオレンジの香りが感じられる伝統的なベルギー風のクラフトビールだ。豊かな味わいとタサンというネーミングで株主やMZ世代をターゲットにした。
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