2024 年 11月 26日 (火)
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配偶者が認知症なら認知症発生リスク2倍

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配偶者が認知症の老人は、そうでない老人に比べて認知症発症リスクが2倍高い――こんなデータが、韓国盆唐ソウル大病院精神健康医学科のキム・ギウン教授チームの研究で明らかになった。認知症の発症率を高める身体活動不足やうつ病といった生活習慣を共有しやすいから、という理由だ。

キム教授チームは、夫婦で共有する生活習慣のうち、認知症発症につながる危険因子の解明を試みた。

「韓国人の認知老化と認知症についての研究(KLOSCAD=Korean Longitudinal Study Cognitive Agingand Dementia)」に参加した60歳以上の韓国人夫婦784組を対象に、大気汚染を除く、調節可能な11種類の認知症危険因子を2年ごとに追跡調査した。

その結果、「配偶者が認知症の老人」は、そうでない老人に比べ、認知症を発症する確率が約2倍に上った。特に配偶者が認知症の場合、身体活動不足やうつ病の深化など、夫婦の生活習慣が認知症発症リスクを高めていることも明らかになった。

配偶者の状況と認知症のリスクに関する研究結果が続々と出ている。海外の研究結果には、配偶者の性格が前向きである場合、認知機能低下のリスクが軽減されるというものもあるようだ。

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