ロシアのウクライナ侵攻が長期化するなかで国際穀物価格が急騰し、韓国の食卓を脅かしている。小麦粉を使うカルグクス、ジャージャー麺などの庶民料理から、菓子、ラーメン、パンなどの加工食品の値上げが続いている。
関税庁によると、先月の小麦輸入量は42万9376トン、輸入金額は1億7244万8000ドルだった。 1トン当たり402ドルでウクライナ侵攻以前の2月と比べると約8.9%高くなった。
韓国の食用小麦は、主に米国、カナダ、オーストラリアなどから輸入している。こうした国々も食糧不足事態に備えるため輸出量を大幅に減らしているため高騰した。1年前と比べると小麦粉の「金粉」化をより実感する。前年比41.5%上昇し、新型コロナウイルス感染蔓延初期の2年前に比べて54.6%も高くなった。
このため小麦粉を使う外食業をはじめ、菓子、パン、ラーメンなどの加工食品も値上げを避けられない状況だ。韓国消費者院の価格情報総合ポータルサイトのチャムカギョク(真の価格)によると、ソウル地域での先月のカルグクス1杯の平均価格は、1年前より8.7%上昇した8115ウォンだった。
チャムカギョクでカルグッスの価格が8000ウォン台に突入したのは初めて。冷麺も前年比9.7%上昇した9962ウォンで、1万ウォンに迫っている。代表的な庶民の食べ物の一つであるジャージャー麺は5846ウォンで前年より9.4%高くなった。
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