新型コロナウイルス感染の長期化に伴い、韓国の青少年のゲーム利用率・利用時間が増加している。
韓国コンテンツ振興院はこのほど、全国の青少年10万人と父母2万人を対象にゲーム利用特性とゲーム行動類型を分析し、「2021ゲーム依存総合実態調査」を発表した。
2021年の調査対象青少年のうち、ゲーム利用者は80.9%、非利用者は19.1%。ゲーム非利用者の割合は、新型コロナが韓国で流行した2019年(22.9%)、2020年(20.1%)に比べて減少している。つまりゲーム利用者が増加した形だ。
一方、ゲームを健全に利用する割合は24.1%と、前年比3.5ポイント増加した。これは2012年に5.4%と低水準だったのに対し、この10年間で着実に改善されている。
これに対し、ゲームに過度な時間を消費し、自らを統制できないゲーム依存群は0.5%、ゲーム依存危険群は3%で、それぞれ前年数値の0.3%、1.6%から小幅上昇した。ゲームの利用頻度を問う質問では「ほぼ毎日ゲームをしている」という回答が全体の41.6%を占め、最も高かった。
同振興院は、新型コロナの流行で外での活動が減り、家庭内で趣味生活を送るようになったことが、ゲームの利用率と頻度が増えた背景にあると分析している。
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