人気ドラマのロケ地が旅先として注目される。最近は話題のドラマとしてグローバルオンライン動画サービス(OTT)動画配信サービス「アップルTV+(プラス)」オリジナルシリーズ「パチンコ」のロケ地に対する関心が高い。
特に、ドラマの中の釜山(プサン)影島(ヨンド)の魚市場は、カナダ・バンクーバーで撮影されたことで知られており、さらに関心が集まっている。カナダ観光庁は「パチンコ」に登場したバンクーバーとともに、特別な旅行の楽しみ方を公開した。
「パチンコ」のロケ地は、ほとんどがバンクーバーと韓国。1910年代の影島の魚市場がそのまま再現された場所は、バンクーバーに接するリッチモンドの南端、美しい海辺の村のスティーブストン(Steveston)だ。鮭の缶詰産業の歴史を持つブリタニア造船所(Britannia Shipyards)の歴史地区にセット場を設けて撮影した。
日本の家庭やパチンコ店などを撮影したのはサレー(Surrey)にあるスタジオ。一時、バンクーバー地域の日刊紙を印刷していた古い印刷工場を改造した。
◇バンクーバーのエコライフスタイル
バンクーバーは「パチンコ」だけでなく、多くのハリウッド映画の定番製作地だ。
カナダ西部、ブリティッシュコロンビア州最大都市で、太平洋に面している洗練された港町だ。年中穏やかな気候を誇り、ダウンタウンを楽しむツアーなど、さまざまな文化を経験することができる。
また、都心から30分で大自然に接することができる住みやすい都市としても挙げられる。このような環境の価値に目覚めたバンクーバーは、全世界でカーボンニュートラルを最も積極的に実践する都市の一つでもある。
サレースタジオのように、都市の遊休空間を再生し、低炭素産業に軸を移した代表的なエリアが、グランビル・アイランド(Granville Island)だ。かつて、古い倉庫で一杯の工場地帯だった。そのグランビル・アイランドは1970年代から変化を始め、今はバンクーバーの芸術家やグルメが活動する代表的な都市となった。
グランビル・アイランドを出発し、20分間の移動で、バンクーバーを一望できるグラウスマウンテン(Grouse Mountain)に着く。バンクーバー最高峰で、都心に近い四季自然休養地として有名だ。また、風力発電を通じて260世帯に電気を供給するエネルギー源でもある。
約40万4685平方メートルに及ぶ都心のオアシスであるスタンレーパーク(Stanley Park)は、230余りあるバンクーバーの公園の代表格だ。ここにあるバンクーバー水族館は、6万5000頭以上の海洋野生動物に対する研究、リハビリ、教育に重点を置いている。
より自然に近づきたいなら「キャピラノの吊り橋・公園(Capilano Suspension Bridge Park)」を訪ねればよい。70メートル上空に設置した137メートルの吊り橋を含め、さまざまな野外活動を提供してきたところだ。
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