中国のネット大手「騰訊控股(テンセント)」から大規模な投資を誘致して、カカオゲームズのライバルとして注目されていた「LINE GAMES」が5年連続赤字を計上した。昨年、数年間の空白期を破り、ラインナップ発表会を開催するなど、「雰囲気の反転」を予告したが、これといった成果を出せずにいるからだ。
LINE GAMESが12日に公示した監査報告書によると、LINE GAMESは昨年の売上高は397億7561ウォン。前年比38%減少した額だ。営業損失は430億5545万ウォンで、前年比18%増加し、当期純損失も1250億6051万ウォンと前年比37%増加した。売上高は減り、赤字幅が拡大した。
会社側は「ラインナップの拡大や新作、ライブタイトルに対するプロモーション・マーケティング費用の増加などで、2020年に比べ損失幅が増えた。現在『ザ・バンシー』(The Vanshee)は計画より多少時間がかかっている」と明らかにした。
LINE GAMESは2017年の発足以来、毎年赤字を計上してきた。営業損失はこれまで▽2017年13億ウォン▽2018年137億ウォン▽2019年431億ウォン▽2020年362億ウォン――となっている。2021年まで5年連続赤字を計上し、いつにも増して「成果」が重要になった状況だった。
LINE GAMESは2017年、グローバルメッセンジャープラットフォームラインLINEが設立したゲーム専門子会社だ。“IT恐竜”ネイバーが子会社LINEを通じてゲーム市場に進出して業界の大きな注目を集めた。
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