2024 年 11月 25日 (月)
ホーム政治安哲秀氏が引きこもり…尹錫悦氏、直ちに「ワンチーム」確認

安哲秀氏が引きこもり…尹錫悦氏、直ちに「ワンチーム」確認

尹錫悦氏(右)と安哲秀氏©news1

韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)次期大統領とアン・チョルス(安哲秀)政権引き継ぎ委員長が、内閣の人選をめぐり、一時的に神経戦を繰り広げた。だが、双方が、国政課題全般と内閣の人選および政策方向について緊密に話し合うことにしたため、引き継ぎ委員会の不協和音は直ちに収拾されたようだ。

アン委員長は14日、ユン氏の内閣人選に不満を示し、引きこもった。だが、直後に2人はソウル・江南(カンナム)で電撃的に晩餐会を開き、ユン氏が科学技術・保健福祉・中小ベンチャー分野の人選と政策について、アン委員長の意見を反映すると約束し、再び「共同政府」構想を明確にした。

引き継ぎ委員会の主要関係者は「組閣は当然、ユン氏の手によるものだ。だが今後は、人事や、3分野に関しては常にアン委員長と話し合いながら、国民が心配しないように頑張ろうというのがユン氏の立場だ」と述べた。

ユン氏はさらに、野党「国民の力」と「国民の党」の合併も速やかに進めるようイ・チョルギュ(李哲奎)特別補佐役に指示したという。合併は、イ・テギュ(李泰圭)国民の党議員の引き継ぎ委辞任とアン委員長の引きこもりで難航していた。

当初、引き継ぎ委員会の周辺では、アン委員長の引きこもりにより共同政府が破局に向かうとの見方が強かった。双方が1日も経たないうちに不協和音を収拾したのは、この状況が双方の利益に合致しないという認識に立ったためだ。

引き継ぎ委員の3分の1が「アン・チョルス系」という状況のなか、ユン氏とアン委員長の溝が深まれば、ユン氏は「内憂外患」状況に陥ることになる。これは世論戦で有利でないだけでなく、6月1日の統一地方選にまで悪影響を及ぼしかねない。

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