韓国ユニオン薬品グループが運営するソウル美術館が開館10周年を迎え、大規模な所蔵品展「恐怖なのか愛なのか」が公開されている。
9月18日までソウル鍾路区(チョンノグ)富岩洞(ブアムドン)のソウル美術館全館で開かれる今回の企画展には▽キム・ギチャン(金基昌)▽パク・スグン(朴寿根)▽イ・ウファン(李禹煥)▽チョン・ギョンジャ(千京子)――ら韓国美術界を代表する作家31人の作品140点が展示される。
キム・ファンギ(金煥基)の「十万個の点04ーVIー73#316」▽ト・サンボン(都相鳳)の「静物」▽パク・スグンの「井戸端(家)」▽ユ・ヨングク(劉永國)の「山」▽チョン・ギョンジャの「私の悲しい伝説の49ページ」――などは韓国近代美術を代表する作品だ。
また、韓国単色画を代表するキム・チャンヨル(金昌烈)やパク・ソボ(朴栖甫)、イ・ウファン、チョン・サンファらの作品は100号から300号にもなる大作だ。
ユニオン薬品グループのアン・ビョングァン会長は、今回の展示に合わせ、美術品所蔵についての話を盛り込んだ「収集家の文章」を公開した。そこには作品の収集過程にまつわる隠された話が盛り込まれている。
ソウル美術館は2012年に設立されて以来、過去10年間の累積観客数100万人を突破した。アン会長は「ソウル美術館が誰かの人生に影響を与える空間、敷居の低い美術館になることを希望する」と述べた。
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