2024 年 11月 25日 (月)
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警告灯がともった韓国の不動産リスク

ロッテワールドタワーの展望台ソウルスカイから眺めたマンション団地の様子©news1

韓国で住宅ローンを含む不動産金融エクスポージャー(危険露出額)の規模が急速に増加し、昨年末に2500兆ウォンを突破した。

不動産金融エクスポージャーとは、金融機関と保証機関が取り扱った不動産関連や個人与信と企業与信、金融投資商品の合計を意味する。

国会企画財政委員会所属のチャン・ヘヨン議員が12日、韓国銀行から入手した資料によると、不動産金融エクスポージャーは2019年に2000兆ウォンを突破して2086兆ウォンとなり、2020年には2283兆5000億ウォン、2021年には2566兆4000億ウォンに急増した。住宅価格が暴騰した2年間で498兆4000億ウォンも増えている。

不動産金融エクスポージャーは、韓国の名目GDP(国内総生産)に比べても速いスピードで跳ね上がっている。不動産金融エクスポージャーが名目GDPに占める割合を見ると、2017年には97.9%だったが、2018年101.2%、2019年107.5%、2020年118.1%を記録した後、2021年には124.7%となった。昨年、個人と企業への不動産関連融資と投資規模が、韓国全体で生産された各種財貨、サービスの価値の1.3倍近くに達したということになる。

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