2024 年 9月 17日 (火)
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NVIDIAコリア代表インタビュー(下)

エヌビディア(NVIDIA)コリアのウェブサイトより©KOREA WAVE

――メタバースがもたらす最大の変化は何か。

ユ代表 今後5年以内に予想される最大の変化、それはメタバースを通じたコラボが絶えず広がり続けることでしょう。

その理由は、エヌビディアをはじめプラットフォーム業者が今、さまざまな業界の、異なる使用事例を通じて、「人間生活をより便利できるように」というソリューション開発にまい進しているからです。

メタバースを発展させ、生活水準を引き上げるために、エヌビディアは既に、世界の主要業界のパートナーと組んでいます。メディアから、エンターテインメント、ゲーム業界、AEC、製造業、通信、インフラ産業、自動車産業と、多岐にわたります。メタバースの運営に必要なハードウェアも整えました。

――メタバースの標準化はどんな見通しになっているのか。

ユ代表 もちろん、プラットフォーム「オムニバース」が標準化されることを望んでいます。しかし、そうした場合、完全に、エヌビディアに「ロックイン」(他社への乗り換えが困難な状態)となり得ます。オムニバースで標準化されると、エヌビディアのグラフィック処理装置(GPU)を使わなければならないためです。こうした事情があるため、さまざまなクラウド企業が、オリジナルのプラットフォームをつくろうということになるのでしょう。

プラットフォームにするか、それともパッケージを製作して供給するか、これはまた別の問題です。われわれがプラットフォームを製作し、顧客に提供する理由は、アプリケーションを簡単に開発できるようにするためです。プラットフォームに基本的なフレームワークが組まれているため、顧客が少し修正すればいくらでも活用することができます。

万が一、初めから終わりまで、エンドトゥーエンド(end-to-end)での提供が必要であれば、多様なアプリケーションを直接購入することができます。個人的には、オープンプラットフォームに向かうことにより、メガトレンドになることができる、と考えています。

©MONEY TODAY

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