2024 年 11月 25日 (月)
ホーム社会鼻にかけ、コロナを防ぐ

鼻にかけ、コロナを防ぐ

28日午前、市民がソウル駅広場に設けられた選別診療所を訪れ、検査を受けている©news1

米国とカナダの共同研究チームが新型コロナウイルスを予防・治療できる鼻腔スプレー候補物質の開発に成功した。技術の商用化に乗り出した生命工学会社によると、早ければ6カ月以内に米食品医薬品局(FDA)の緊急使用承認のための手続きに入るものと予想される。

国際学術誌「ネイチャー」は28日、カナダのブリティッシュコロンビア大学と米コーネル大学の共同研究チームが鼻腔スプレー型コロナ治療剤の候補物質を開発したという研究結果を掲載した。

治療スプレー候補物質は「N-0385」と名づけられ、ウイルス感染を遮断する。N0385はウイルスが宿主細胞を感染させるのに使う特定の人間の酵素の活性を遮断し、感染を抑制する。

N-0385が標的とする酵素はウイルスが主に侵入する鼻腔細胞に存在する。研究チームは、この化合物が現在まで発見されたコロナ変異の影響を大きく受けず、今後のウイルス変種に対する防御に有用になるという点を強みとして挙げた。

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