2024 年 11月 27日 (水)
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アップステージ“AI五輪”Kaggleで10個目の金メダル

左から「アップステージ」のチョン・イクヒョ、パク・ヒョンビョン、ソン・ウォンホの各氏(アップステージ提供)©NEWSIS

韓国の人工知能(AI)スタートアップ企業「アップステージ(Upstage)」がこのほど、世界的なAIコンペ「カグル(Kaggle)」の大会で8位に入賞し、金メダルを取ったと明らかにした。同社は創業1年半で10個目のカグルでの金メダル獲得となった。

カグルはGoogleが保有するデータ専門家コミュニティで、200カ国あまりで900万人が参加する世界で有名なオンラインAIコンテストのプラットフォーム。

企業や政府機関から提供される課題に対して、データ分析やモデリングの技術力をコンペ形式で競い、その順位によって、金・銀・銅メダルが授与される。獲得したメダル数によって、グランドマスター、マスター、エキスパート、カントリービューター、ノービスの5つの称号が与えられ、AI専門家の能力を客観的に評価できる。

今大会は米ジョージア州立大が主催した「学生作文評価フィードバック」大会。学生の作文能力向上を助けるために文章の構造を評価し、個別にフィードバックを提供する「AI評価モデル」を作ることを目標に、2060のチームが昨年12月から約3カ月、課題に取り組んだ。

その結果、「アップステージ」チャレンジズチームのソン・ウォンホ、パク・ヒョンビョン、チョン・イクヒョの各氏によるマスターチームが全体順位8位となり、金メダルを獲得した。

同社関係者は「カグルで2桁の金メダルは『エヌビディア(NVDA)』『H2O.ai』のようなグローバルAIを代表する企業が持つ記録で、アップステージがAI最高技術企業と肩を並べたことを意味する」と強調した。

カグル・グランドマスター世界18位で、「アップステージ」チャレンジズチームを率いるリーダーのキム・サンフン氏は「世界的なデータ科学者が参加するカグル大会で10個目の金メダルを獲得できてとても嬉しい。グローバルトップ20のAI専門家たちを含め、グローバル・レジデンシー・プログラムを通じて最高の人材を育成し、最高性能のAIパック開発にも貢献したい」と述べた。

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