韓国の政権引き継ぎ委員会のウォン・イルヒ首席副報道官は25日午後、ソウルで開かれた定例記者会見で、原子力発電所の稼働率を高めることに対して、内部でコンセンサスが形成されたという立場を明らかにした。
一部メディアは、ユン・ソンニョル(尹錫悦)次期大統領の「電気料金引き上げ計画白紙化」という公約を守るため、引き継ぎ委が原発稼働率を現行の70%台から80~90%レベルに引き上げることにしたと報じている。
ウォン氏は「原子力安全委員会の業務報告報道資料を見ればわかるが、(現政権下で)原発稼働率が低下したという文言が入っている。原発稼働率に対する議論があった」と述べた。そのうえで「稼働率を上げるべきだという方向での引き継ぎ委員のコンセンサスがあった。具体的な数値は取り上げられておらず、報道内容は確認できない」と説明した。
©NEWSIS