韓国・国民大学は最近、統一省傘下の南北ハナ財団が公募した「2022年ティディムトル(踏み石)大学」委託事業に選ばれたと発表した。
南北ハナ財団は、北朝鮮からの離脱住民(脱北者)支援財団の対外的な別称。韓国社会に住む脱北者の安定的な定着のため、生活保護、就職、教育などを支援している。
選定により、国民大は今年12月まで「ティディムトル大」の事業を進める。安定的な学業・教育環境の支援▽情緒安定・成長のための家族単位での教育支援の活性化▽韓国の大学生とのコミュニケーション促進――などを推進する。
国民大で脱北学生の指導教授を務めるヨ・ヒョンチョル教授は「最も難しい科目が英語とコンピューター」という。「自信を持たせるため、社会統合プログラムを広げ、相互に理解できる場を設けなければならない」と述べている。
国民大は2017年から脱北学生の安定した学校生活を支援するため、1対1で英語やコンピューター活用メンタリング事業、適性・心理検査、アロマテラピー活用事業、ミュージカル制作などを実施している。
©MONEY TODAY