米国のトランプ前大統領が在任中、支持者である保守性向のラッパー・シンガー・作曲家のキッド・ロック氏に、北朝鮮や過激派組織「イスラム国」(IS)の問題について助言を求めたという。
キッド・ロック氏は21日、米FOXニュースとのインタビューで、ペイリン元アラスカ州知事やロック歌手テッド・ニュージェント氏らと2017年、ホワイトハウスを訪れた際のエピソードを紹介した。
それによると、トランプ氏は当時、キッド・ロック氏に対して「北朝鮮についてどうすべきだと思うか」と尋ね、キッド・ロックは「何ですか? 私にその質問に答える資格があるとは思わない」と答えた。
キッド・ロック氏の発言のように、実際にトランプ氏が北朝鮮に対する助言を求めたかどうかは確認されていない。一方で、ニュージェント氏がその直後の米紙ニューヨーク・タイムズとのインタビューで「トランプ氏と健康、ロックンロール、国境、米国の歴史、銃器規制、北朝鮮とロシアを含め、他の6つの問題について話し合った」と明らかにしている。
トランプ氏は2018年6月以後、北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)総書記と計3回会ったものの、非核化交渉は「ノーディール」で終わっている。
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