再生手続き終結を申請した韓国・格安航空会社「イースター航空」が、航空機の運航再開に向けて拍車をかけている。裁判所に航空機2機の賃貸許可を申請し、国土交通省の航空運航証明(AOC)の再取得のための試験飛行に着手した。
航空業界は、裁判所がイースター航空の再生手続きの終結を決定することになれば、イースター航空が近いうちにAOCの許可を受けて運航を再開できると見ている。
航空業界や法曹関係者によると、イースター航空は今月15日、ソウル再生裁判所に航空機2機の新規賃借のための意向書締結申請書を提出した。同社は現在、中型機のボーイング737-800を3機保有している。イースター航空関係者は「今年10機程度の導入を目標にしている」と明らかにした。
イースター航空は、チェジュ(済州)航空との合併が決裂した後、新型コロナウイルス感染で経営が悪化し、昨年1月、ソウル再生裁判所に再生手続きを申請した。
イースター航空の買収先に中堅建設会社「ソンジョン」が選ばれた。その後、債権団が再建計画案に同意し、イースター航空が再建債権を4.5%の返済比率で償還した。イースター航空は今月10日、裁判所に再生手続きの終結申請を提出し、法定管理からの卒業を目前に控えている。
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